夫が元気のない様子で帰ってきた。
多くを話す人間でもなく、私ほど正直に話す人間でもないので、その要因を聞くまでには少し根気が必要である。
しかし彼と話したいので、主はいつもその力をくださる。
話を聞いていくと、出てきた出来事が一つあった。
「元気出してよ」と言葉をかけても、食べたいと言っていた食事を用意しても、私に彼を力付ける力は当然ない。
どこに励ましがあり、どこに癒しがあるのか。そして、どこから慰めが来るのか。
主だけであることを改めて教えられ、主の偉大さに感謝する。
主が彼を励まし、癒し、慰めることを信じているから、この方に彼のことを祈れる。
その特権を味わった。
人は移り変わりやすく、信頼を置くものではないと教えられているが、それでもそれによって繊細に揺れ動き、元気を出すこともあれば、なくすこともある。
私たち人間の弱さ、もろさ。
元気をなくした彼を通して改めて教えられ、主にのみより頼る日々に、大きく励ましを受けた。
夫が元気をなくすことも、悪くない。
夫を支える、という使命を受け取った矢先に、早速神は教えてくださった。
夫婦で共に、主への信仰に立ち続けることで、共に前進していけるのだと。
