ある人を祈る中で、神様に教えられたことがある。
……
その人が、その苦しみを神様と共に乗り越えていけることを祈っていた。
でもどこかで、この人の苦しみが早く終わることを願っていたことに気付かされる。
それは今回に限らず、他の人に対しても、「はやく終わるといいね」「はやく良くなるといいね」などと、あまりに普通に、言葉を掛けていた自分の姿を思い出させられた。
でも苦しみは、神様に頼るためにその人に与えられているもの。
その人と神様との関係が深まり、信仰が成長するチャンス。
それなのに「はやく終わるといい」と願っていた自分は一体何者だろうか。
……
では、それを教えられたいま、どう祈るか。
どう言葉を伝える?
「信仰が前進する時となりますように」。
この祈りを教えられた。
……
自分自身のことを客観的に見る時だった。
苦しいのは嫌、傷つくのも嫌、痛いのも嫌。
でも、それが与えられているのは、神様に頼るためであり、愛されているゆえなのだと。
「はやく」ではなく、信仰が前進することを祈る。
それを教えていただいた。
祈りの中で神様から教えられることが、たくさんある。