「こんにちは〜」
入院を告げられる直前、1人の女性が声をかけてくれた。
どこかで見たことのある人だけど、健診前の緊張がピークだったその瞬間はすぐに思い出せず。
すると女性は「○○の〜」と教えてくれ、わたしは思い出した。
家族でよく食事に行っていたお店の店員さんだった。
まさか声をかけてくれてるとは!すごく嬉しかった。
たしかによく食べに行っていたし、むすこも賑やかにしていたから、印象に残っていたのだろうか。
いつどこで、自分の存在が人に認識され、記憶に残り、影響を与えているかは、本当にわからないのだと知る出来事だった。
だからこそキリストにある者として、一つひとつの振る舞い、言葉、行動すべてに責任があることを神は教えてくださった。
いつどこで救いにつながるか、わからないから。
わたしがいまこの病院に置かれていることにも意味がある。
医師、看護師さん、髪を洗ってくれる人、足を洗ってくれる人、入院している人たち。
ここでわたしがやるべきことは、神に祈り、救いを願い、大切に関わること。