子二人を家に置き、一人ルンルンで美容室へ出かける。
一人で行動できる自由さに、全身が舞い踊る。
「よし、今日は雑誌を読み、スマホをいじり、至福のひと時を過ごすぞ!」
運転しながら、胸が高鳴る。
しかし一瞬で、「いや、違うぞ」と御霊の働きを感じる。
自分が街に出るとき、出会う人たちとの関係づくりをする。
そう決めたことを思い出させられる。
そしてすぐにその決断に戻った。
やりたいのは、自分勝手な至福のひと時。
しかし与えられたやるべきことは、関係づくり。
どんなにやりたいことが強くあっても、御霊が教えてくださったことを、無視することはできない。
「関係づくりをします。主よ、導いてください。」
そう祈って車を降りると、驚くほどすぐに機会は与えられた。
「はじめてですか?クーポン券あるんですけど…」と話しかけられたこと。
そして、相手の方の話す言葉に方言が混じっていたので、どこの出身なのか気になり、それをたずねることから会話は始まった。
相手を知ることは、たのしい。
祈りながら色々なことを質問をし、自分の紹介もした。
そして「友達になってくれませんか」と言われ、連絡先を交換し、その日は終わった。
御霊に導かれた。
ハレルヤしか出てこなかった。
自分の力でやったことが何一つなく、神に与えられて、神に導かれた時だった。
救いは、きっと遠くのどこかで起こる。
霊的にすばらしい誰かが、きっとその働きをやってくれる。
わたしはそう思っていた。
でも、教えられた。
先に罪がゆるされたわたしは、まだ罪の中にいる人々のことを祈る責任があることを。
そして、祈りだけでなく、そこには行動が必要であることも。
街に出て関係をつくる、ということがその一歩。