2日に一回は夫が来てくれる。
彼の存在は、信じられないくらい癒される。
わたしをすごく心配してくれる様子はさらさらなくて、ニコニコしてやってきて、ニコニコして帰っていく。
もうちょっと心配とか同情とかしてよ、と言うと、「いくらでも心配してあげるから、何を心配したらいい?言ってみな?」と満面の笑みで返される。
いつもそんな感じ。
神を信頼している人。
信仰で返され、神の言葉で返される。
あまりに共感と同情もないことに腹を立てることがよくあるが、彼は「妻、愛してるよ」とニコニコしながら言って勝手に寝る。
「だって妻が勝手に怒ってるだけだから、僕には関係ないよ」とあっけらかんとしている。
不思議でおもしろい夫である。
彼といると、自分の感情にとどまるのではなく、神にあって前に進むことを教えられる。
神の深いあわれみと愛によって与えられた夫。
わたしの欲しいものではなく、必要なものが日々彼を通して与えられる。
神が誰よりもわたしをご存知であると、この存在を通していつも思う。