南足柄 クリスチャン 20代 二児の母 日々のレポート
どん底
どん底

どん底

「誰かより優れたものが欲しい」。

この思いがわたしをどん底へ連れて行った。

……

「書くこと」。これが神様に与えられていると信じて、ブログも始めた。

でも最近、「もっと書ける人たち」を知る。

沢山の言葉を知っている。文章が得意。あるいは、誰がどう見ても圧倒的なイメージやセンスがある。

わたしは何も持っていなかった。

「もっと書ける人たち」のすごさに圧倒されると同時に、能力のない自分の存在価値を問うようになった。

神様から与えられていると思っていた(はず)の「書くこと」さえ、こんなにも何も持っていない。

夫のお弁当に入れる卵焼きを焼きながら嗚咽する。

夫の妻であり、息子たちの母であることしかわたしにはできないのか。

なんて能力のない人間なんだ。

最近は、卵焼きを焼くことさえめんどうで煮卵ばかりだったが、でも今日くらいはと思った。

卵焼きぐらいはつくれる、と自分を鼓舞するためだった。

誰かよりも優れた能力を。

自信を持って、「私にはこれができます。これなら得意です。」というもの。

それがあれば、確信と自信を持って大胆に前に進めるのに。

信仰で始めたはずの「書くこと」も、いつしか「誰かよりも優れた能力」でやりたくなってしまった。

……

しばらく、このどん底から抜け出せない日々。

いや、抜け出す道を知っていながらも、どん底にいることを選ぶ日々が続いた。

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